メダカの飼育について

メダカを飼う準備をしよう!

メダカを飼う事が決まったら、メダカを飼う為の準備をしましょう!
メダカは元々丈夫な魚ですので、飼育容器と、飼育水。それと、メダカの隠れ場所になるような物(流木や水草など)と、餌があればメダカを飼うことができます。
屋内でも屋外でも飼育は可能ですが、ここでは基本的なメダカの飼育方法をご紹介いたします。

飼育場所
室内でも室外でも、直射日光で水温が上がり過ぎないくらいの、日当りの良い場所で飼育しましょう。
午前中に日がよく当たり、午後はなるべく日が当たらないような場所がおすすめです。
事前に水を張ったバケツを置いてみたりして、バケツ内の水温を確かめてみましょう。
水温が30℃を超えるような場所は、酸欠でメダカが死んでしまう場合があるため、おすすめできません。
飼育容器
睡蓮鉢でのメダカ飼育 メダカの飼育でよく使われる容器は、睡蓮鉢、ガラス水槽、プラスチック容器、発泡スチロールなどの容器です。
睡蓮鉢やプラスチック容器、発泡スチロール箱は、外気の影響を受けにくく、メダカの野外飼育に適しています。
ガラス水槽は、睡蓮鉢等に比べ、メダカを横から観察する事ができます。
しかしガラス水槽は4面ガラスですので、光の採光が多くなり夏場などは水温があがり易く、また外気の影響も受けやすくなるため、ガラス水槽での飼育は室内をおすすめいたします。
飼育の際の水量に関しては、基本的にメダカ1匹に対して飼育水最低1リットルです。
飼育するメダカの数に合わせた容器を準備しましょう。

(例)※メダカ10匹飼育の場合
メダカ10匹 × 水1リットル = 最低水10リットル必要
底砂、土
底砂に関しては好みにもよりますが、容器の底に底砂を敷く事でバクテリアや微生物の繁殖・定着の手助けになります。
底砂にバクテリアや微生物が定着する事によって、底に溜まったメダカの糞や餌の食べ残しが分解され水が浄化されます。
また、水草を植える場合には、植えた水草が浮き上がらないよう、ある程度の深さの底砂は必要となります。
敷く底砂は、園芸用の赤玉土や大磯砂利、 アクアリウム用のソイル等が一般的です。
また気をつける点として、小さなメダカの稚魚の場合、底砂の間に挟まり死んでしまう事があるので、底砂を敷く容器は、ある程度大きくなった成魚のみでの飼育をおすすめします。
水草、浮き草
ホテイアオイ(ホテイ草) 水草は飼育容器内の環境を良くしたり、メダカの良い隠れ家になったりします。
メダカの飼育でよく使われる水草は、睡蓮やホテイアオイ(ホテイ草)、アナカリスやカモンバです。
水草は水中内の余分な栄養を吸収する効果があります。また光合成により水中内への酸素の供給も行い、バクテリア同様メダカの飼育環境を整えるメリットがあります。
ホテイアオイの根はメダカの産卵床(メダカが卵を産む場所)にもなります。
ホテイアオイの根や、アナカリスやカモンバは成長が早く、水草にとって環境が良いと水中内が水草でいっぱいになります。
定期的な根のカットや、水草の間引きを行い、水槽内に充分な日光が届くようにしましょう。

飼育水、水換え、水合わせについて

飼育水
メダカを上手に育てるコツは飼育水の管理です。
メダカは弱酸性から弱アルカリ性の水を好みます。
日本の水道の水はほぼ中性なので使用できますが、水道水には消毒の為の塩素が含まれています。
この水道水の中に含まれる塩素がメダカにとって毒となります。
新たにメダカ飼育容器を立ち上げる場合や、水換えで水道水を使用する場合は、アクアリウム用の塩素中和剤(カルキ抜き)を使用してカルキを抜くか、 バケツに水を汲んで日光の当たる外に出し最低でも1日おくなどすればほとんど塩素は抜けますので、必ずカルキ抜きした水を使用しましょう。
水換え
メダカの飼育をしていると、餌の食べ残しや排泄物によって水が悪化します。
定期的に水換えをしましょう。

水換えは上記方法でカルキを抜いた水で1週間に1回程度をめどに、飼育容器内の水の三分の一くらいを換えると良いです。
水を換える際には新しい水の水温などにも気をつけてください。急激な水温変化はメダカにダメージを与えます。

メダカは変温動物のため、水温が低い冬場はほとんど活動しません。
野外飼育の場合は、日本のほとんどの地域でメダカは冬眠をするでしょう。
冬場はほとんど餌を与えないため、排泄物も少なく、水質悪化の心配がないため、メダカの活動しない冬場の時期は水換えの必要はありません。

活動が活発で、餌をよく食べ、排泄をする春から秋にかけて水換えを行いましょう。
水合わせ

新しくメダカを購入した際に、既存の飼育容器にメダカを移す際は水合わせが必要です。
当店で購入したメダカも、必ず以下の方法で水合わせをしてあげましょう。

  • 【ステップ1】
    メダカが到着しましたら今飼育している飼育容器の水面に、袋のまま30分~1時間ほど浮かべ、袋の中の水と、飼育容器内の水の温度合わせを行いましょう。
    ※※直射日光が当たり過ぎる場所での水合わせは避けましょう。
  • 【ステップ2】
    水温合わせが終わったら、袋の口をあけ、袋が動かないよう洗濯バサミなどで飼育容器に固定させます。
    飼育水を袋の中へ、袋の中と同じくらいの水量を、少しずつ入れていきましょう。
  • 【ステップ3】
    袋の中の水が飼育水と、元の袋の中との水で半々になり、30分~1時間ほど水合わせをしたら、生体をゆっくりと飼育容器へ移し完了です。
  • 【ステップ4】
    餌は到着日には与えず、翌日から少しずつ与えます。

※メダカは水温、水質の急激な変化に弱く、長時間の輸送でストレスもかかります。
水合わせは生死を左右する大切なことの1つですので必ず行いましょう。

日常の飼育方法

メダカは基本的に飼育がとても簡単な魚です。
ここでは屋外飼育を中心に、メダカを長く元気に飼育するための、季節毎のポイントをご紹介します。

越冬したメダカが活動しだす時期ですが、まだ昼夜の温度差が激しい時期です。
病気に注意しながら観察し、餌は少量にとどめましょう。
飼育容器内の水温が15℃以上になったら、水換えを始めましょう。
黒い容器やガラス水槽は水温が上昇しやすい時期です。
水温が30℃以上にならないよう置き場所を変えたり、日よけをして日陰を作るなどして対策しましょう。
メダカの活動が多く、餌は春より回数を増やすと良いですが、飼育水も傷みやすくなるので食べ残しには要注意です。 また、水の蒸発が多く、気付くと水が減っている事があるので、定期的に足し水をしましょう。
9月中など暖かい時期は夏同様の飼育方法で大丈夫ですが、10月~11月にかけての涼しい時期に入ってきたら餌の量を少しずつ減らし、水換えの頻度も減らしていきましょう。
地域にもよりますが、冬になるとメダカは活動を抑え、水底でじっとして冬眠状態に入ります。
11月中には最後の水換えを済ませ、水温が10℃以下の場合は餌を与えないようにしましょう。
日中の温かい時にメダカが水面に浮いてきている場合だけ、少量餌を与えるようにしましょう。

寒い時期には水が凍る事があります。
全ての水が凍ってしまわないよう、この時期はある程度の水深と水量を用意しましょう。
越冬の際に小さな個体や、若い個体、弱い個体は力尽きてしまうこともあります。

メダカの病気について

メダカも人間や他の動物と同じく、様々な事が原因で病気になります。
メダカが病気になる原因として、水質の悪化や水温の急変。日光が当たらない場所での飼育や過密飼育によるもの等が考えられます。
ここでは代表的なメダカの病気の紹介と、一般的な病気への対応策をご紹介します。

水カビ病(綿カビ病・綿かむり病)
体表やヒレの様々な箇所に白い綿のようなものが付着します。
放置すると水カビ菌が全体を覆い死に至りますが、早期発見できれば十分治る病気です。
27℃程度に水温を安定させ、塩浴か市販薬による薬浴で1週間ほど様子をみましょう。
尾ぐされ病
尾ビレの先端が細菌により白くなり、腐食で短くなります。
  泳ぎがフラフラしていたり、元気がなく餌の食いが悪いときは要注意です。
感染力が強いため、症状が出ていた場合は他のメダカとは別容器に隔離し、水換えをして同容器にいた個体も塩浴か薬浴を行ないましょう。
過抱卵病
メスの腹部が異常なまでに膨れ上がる病気。
メスしかいない容器や相性のよいオスがいない場合に、 繁殖の準備が出来ているメスが卵を体外に出すことが出来ずお腹が膨れてしまう病気です。
初期の頃であれば、相性の良いオスを入れることで回復する事があります。同サイズのオスがいる容器に移してあげたりしましょう。
転覆病
ダルマメダカに多く見られ、水温が低すぎたりすると、腹部を上にして逆さになります。
冬場は要注意です。
早期発見で隔離して高めの水温で安定させれば回復の見込みがあります。